当院は大阪大学・岡山大学・鹿児島大学の歯学部協力型臨床研修施設となっており、2008年から現在まで、21人の歯科医師が当院での臨床研修を修了しました。
大阪大学勤務時代は、臨床実習で数多くの学生を指導し、阪下副院長はそのひとりです。ひとりひとりの患者さんの歯を守る診療スタイルは今も変わらず、日々の診療とともに、研修医や若手歯科医師の指導にもあたっています。
永久歯は抜歯すると二度と生えてきませんし、一度削った歯は元に戻ることはありません。
人生100年時代、歯を失わない秘訣は、40代までは永久歯をなるべく削らず・抜かず、歯の神経を保存することだと考えます。このため当院では、『なるべく削らず・抜かない治療』を第一選択にしています。
歯科の二大疾患であるムシ歯と歯周病(歯槽膿漏)は、多くの場合生活習慣に起因する慢性疾患で、メインテナンスを継続することで発症や進行が抑制されます。
当院では歯科衛生士によるメインテナンスを通じて疾患の『早期発見』に努めています。疾患が発見されても悪化を防ぎながら、歯を削ったり抜く治療はなるべく50代以降まで遅らせる『長期管理』の診療スタイルです。多くの患者さんが、人生の最後まで入れ歯のお世話にならないように、その方の10年以上先を考えます。
診療では歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士の連携が大切です。それぞれがリスペクトし、
情報交換を密にすることで、患者さんへの質の高い医療が可能です。